日本刀は古くからわが国が誇る鉄の文化財です。
四方山話23 追山笠観覧記
2014年07月31日 更新
七月十五日 櫛田神社にての博多祇園山笠、清道回りを覧る機会を得ることができた。
入手困難のチケットを長男からプレゼントされ、十四日夜、福岡市に住む長男宅で前祝い。
仮眠後、午前二時過ぎタクシーにて櫛田入りする。
午前四時五十九分に始まる清道回りなのに すでに席は満席状態、神社前の道も見物客で埋まっている。
長男宅、二時過ぎの出発が納得できた。
夜が明け初める気配しだした四時五十分過ぎ、緊張感が張りつめた中、秒読みが始まる。
十秒前五秒前、タイコの一打で一番山笠が櫛田入り、清道を回り終えた所で本部席を前に山を止める。
「祝いめでた」、観客席を含めての大合唱、
私は福岡市内の私大で四年を過した。
若い頃より「祝いめでた」は何度も聞いている。
歌えないくせに、この歌には憧れが有り、聞く度に血が騒ぐ、この日の歌は格別であった。
ここで歌われる為に有る祝い歌だと思った。
博多の人は、昔々より、山笠を一年の中心にして年を重ねて来たのだろう。
この場に居合わせた事をこの上なくうれしく思った。
折しもNHKの大河ドラマは「黒田勘兵衛」
福岡博物館では、国宝指定の「日光一文字」「へし切り長谷部」の展示も行われている。
水法被に締め込み姿、「オイサ、オイサ」の掛声は八台の山笠櫛田入りで終る。
人混みの中を、博多駅まで歩き、いつもどおりの出勤時間には帰宅した。
長男殿、来年もよろしく頼みます。その時は、十三日の集団山見せから、十五日の櫛田入りまで連泊させて下さい。
「親孝行、したい時には親は無し」なのだから。