日本刀は古くからわが国が誇る鉄の文化財です。
四方山話15 全国大会について
2013年08月19日 更新
平成二十五年十月二十六日~二十七日、ひさしぶりの全国大会が開催される。(五年ぶり)
大ホテル(京王プラザホテル)の大広間に展示された多くの刀には圧倒される。鑑賞するにも工夫がこらされ、流れにそって観てゆけば、時代、流派を確認しながら、一本、々、手にとって楽しむことができる。
まず並べられた刀を手にして眺める機会としては、空前絶後の銘刀が集まっている。
国宝、重要文化財等の展示不可能な物以外ではレベルの高い品ばかりと言っても過言ではない。
二日間、刀づくしの時間を持てるのは、刀の愛好家にとって逃すことのできないチャンスだと思う。
旧知の方々と久し振りに会えることもうれしいことだが、初めてお会いする方々と、永い時間をいっしょに過ごし話すことはできなくとも、互いに見交わす眼で充分に意志の伝達はできる。
喜びと興奮を共有する時間は得がたいことで、全国大会なればこそと思う。
五年ぶりとは言え過去何度と参加した思い出が、何時の事は解らずとも浮かんでくる。
出陳刀目録を手元にすれば、強く印象に残っている一本、々の刀さえ目前に現れるのです。
今年、九州ブロック大会を幣支部主催で行いましたが、四十振り程の出陳刀でさえ、全国大会のような興を感じました。
数多い名刀に埋もれてしまう、こんな時間を経験することは、刀の勉強には欠くことのできないことです。何度かの経験から得たことですので、自信を持って進言できます。
皆様、全国大会に参加しましょう。
伝え聞こえてくる情報では、150振り程の刀が拝観できるようです。
十月二十六日、東京でお会いすることを楽しみにしておきます。
皆、名札をつけております。お気付きの方はお声を掛けて下さい。それこそ四方山話に花を咲かせましょう。