日本刀は古くからわが国が誇る鉄の文化財です。
中国・四国ブロック大会 刀剣鑑賞会参加の報告
2015年05月28日 更新
5月の連休明けの9日(土)、岡山県支部主催の鑑賞会に参加しました。
博多支部は、支部長と部員10名が参加しました。
会場は岡山駅前の岡山コンベンションセンターで、すこぶる便利なところで、九州や近畿、四国の各支部と山陽、山陰の支部は協賛支部で多く参加があり、女性の姿が他の大会より多いようでした。
鑑賞刀は40振り(古刀31振り 新刀9振)、さすがに備前刀のお膝元、備前16振り、備中4振り、備後、周防、長門、伯耆、の山陽、山陰の刀が主に出品されていました。
鑑賞刀初頭の1振りは特重の1尺8寸2分の長さ、目録説明に大和古剣、八重垣神社、平安時代とあり、柾目肌、地鉄の艶麗さは抜群でした。
備前刀は古備前、古1文字、福岡1文字、長船系、兼光系、応永備前、未備前の刀と、代表的な刀が揃えてありました。
入札鑑定は本部刀で、下記の5振りでした。
1号 刀 銘 長曾祢興里入道乕徹
2号 刀 すり上げ 青江極め
3号 刀 銘 主馬首一平安代
4号 小太刀 銘 藤島友重
5号 刀 銘 荘司筑前大掾大慶直胤
4号の藤島友重は小太刀で映りもあり、刃文の特徴的なところも少なく入札難でした。
鑑賞刀会場、入札会場では大名家伝来の拵、20数点の小道具の展示等で参加者の眼をたのしませる配慮があり、主催、協賛支部の皆様に感服致しました。
(武富記)